【知っておきたい葬儀知識】分骨について

分骨の流れ

分骨の流れの写真

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葬儀社グランドセレモニー

実際に分骨をする流れですが、もしも火葬の際に分骨を希望するのであれば、葬儀社にその旨をあらかじめ依頼しておくと、小さな骨壷と錦袋を必要な数だけ用意してくれるはずです。また分骨ではあっても墓地埋葬法と呼ばれる法律の規定にしたがう必要があるため、実際にお墓に埋葬する際には、墓地の管理者に対して、分骨用の火葬証明書を提出しなければならないことになっています。このような証明書の発行についても、通常は火葬の際に葬儀社が委細にわたり手続きをしてくれるので、あとは分骨用のお墓に埋葬するだけとなります。逆にすでに埋葬されているものを後から分骨する場合の流れは多少複雑です。まずは現在の墓地の管理者に申し出をして、分骨証明書という証書の発行を受ける必要があります。その上で実際にお墓から遺骨の一部を取り出すわけですが、通常はカロートと呼ばれる納骨室のような場所に骨壷が納められているはずですので、墓石店に連絡して外側の蓋を外すなどの作業が必要です。その際にはいわゆる魂抜きの供養をしてもらうことにもなるため、菩提寺に事前に連絡して、現場での僧侶の立会い日程を調整しておかなければなりません。分骨先の新しい墓地のほうでも、もとの墓地の管理者から発行された分骨証明書を提出した上で納骨をすることになります。この場合もやはり新しい墓地の近くの同じ宗派の寺院などに依頼をして、あらためて僧侶による供養をしてもらうのが普通です。