【知っておきたい葬儀知識】分骨について

分骨の注意点

分骨の注意点の写真

分骨をするにあたってはいくつか注意しなければならない点がありますので、遺族のひとりだからといって勝手に行うのではなく、これらの点をクリアしてからというのが大原則です。通常は先祖の祭祀は家系のなかでも特定の人、たとえば長男であったり、兄弟姉妹で故郷を離れずに住んでいる人などが受け継いでいるはずですので、まずはその人の了解を得る必要があります。もちろん祭祀継承者だけではなく、その他の親族の理解を得ておくこともたいせつです。場合によっては分骨をすることで亡くなった人の霊魂そのものも分かれてしまい、成仏できなくなってしまうのではないかといった良くないイメージを持つ人も存在します。分骨が昔から一般的に行われていた方法だということを説明しておかなければ、後々のトラブルの種になることも否定できません。また同じ分骨でも宗派の本山への分骨となった場合には、遺骨は返還されることはなく、永久に供養されることになるのが普通ですので、そのことも踏まえた上で決める必要があります。これは本山寺院の多くが合祀と呼ばれる方法、つまりは他の信者の遺骨とひとまとめにして供養を行っていることが背景にあります。この方法ではいったん合祀されれば遺骨を個別に分けることが物理的にも難しいといえます。ただし一定の期間は合祀をせず、その期間を経過した後に合祀ということもあり、このあたりは寺院によっても取り扱いのしかたはまったく異なります。